横浜市戸塚区で建築する「戸塚の家」の刻み見学会を開催しました!
刻み見学会!?
刻みってなに!?
と、思われる方も多いのではないでしょうか?
簡単に説明しますと・・
刻みとは、木造建築物の構造を加工することを指し、特に大工が手作業で行うことを「手刻み」と呼びます。
一方、一般的にはその工程を工場でオペレーターが操作して機械的に加工する「プレカット」が主流となっております。
どんどん工業化が進む中、現代において、どうして「手刻み」なのか。
疑問に思われますよね!!
その疑問を解決するべく沢山の方々にご参加頂きました◎
一般の方々に加え、学生さんや職人さんなどにもご参加いただきました。
大工技術の「手刻み」はあくまで加工する手段であり、目的の一つとしては「木の性質に合った粘り強い構造(木組み)」が手に入ることが大きなメリットではないでしょうか。
自然素材である“木”は山の起伏や環境によって育ち方が違い、それぞれに個性があります。
その個性をうまく活かすことで丈夫で安全、そして心地よく快適に暮らせる家をつくることができるのですが、この個性は使い方を間違えると「欠点」と言われてしまうことも・・。
個性を欠点としてしまうのではなく、個性を逆手にとって長所に持っていくことができるのが「手刻み」である大工技術です。
この話を始めると、ついついアツくなってしまいますので、ブログではこのくらいに・・笑
本見学会では、
その大工技術はどのようなものか見てみよう!!
ということで、実際に戸塚の家の大工・工務店であるFUKURODA工舎の刻み場へ行き、実物や部分的な1/1模型を見学させていただきました。
袋田大工、嬉しそうにお話し頂いていますね〜♪ いい表情!!
木組みの構造が“粘り強い”と言われる理由が実物を見ることで納得して頂いたのではないでしょうか。
みなさん興味津々で、ご質問も頂きながら楽しく進めさせて頂きました。
今回、大好評頂きましたので、次回は『竹木舞・土壁編』も開催したいと思います。
会期が近づきましたらHPにてご案内させて頂きますので、ぜひ家づくりのご参考にしてください◎
keishiro