第3回目は土壁塗りの様子を見る「竹木舞・土壁編」を9月5日に開催いたしました。
竹木舞が編まれて、まるで大きな鳥籠のようになった現場で、
職人さんの土塗りの作業を見ながら、
土壁が暮らしをとてもとても快適にしてくれる理由や、
優れた性能についてのお話をいたしました。
(その時お配りした資料です)
土壁は、その粘り強さで地震に耐えるということ。
土壁の蓄熱性によって、夏は涼しく、冬は暖かく保ってくれること。
土壁が湿気を吸ったり吐いたりする調湿性によって、
夏はサラッと、冬にはうるおいを与えてくれること。
土壁はしっかり湿気を吸ってくれるので、結露の心配がないこと。
土壁は防火にも役立つこと。
土壁の遮音性により、外の音を遮り、内の音を漏らさないこと。
土壁は生活臭も吸い取ってくれること。
そして、土壁は土に還る、究極のエコ素材であること。
こんなにも沢山ある土壁の “良さ” を、
これまでの実験や調査によるデータも見ていただきながらお話しいたしました。
そして最後には土の重みを感じながら、土塗りを体験いたしました。
次回の現場見学会は
“大工さんの板張りの技を見に行きましょう!” と題して、
世界中で最もたくさんの種類の手道具を使いこなす、
と言われている日本の大工さんの技と道具を見学いたします。
また、完成後はなかなか見られない壁の中の状態や、
床下の様子もご覧に入れたいと思います。
追伸・・・
以前に書いたブログでも土壁のことを詳しくご説明していますので、
よろしければ以下のリンクよりご覧ください。