この二日間、高校生二人をインターンシップとして受け入れました。
ご覧の通りの真っ黒に日焼けした顔にスポーツ刈りヘアーが、
見るからに野球部の高校2年生。
「ちわッス!」 の挨拶が、なんだか微笑ましくっていい!
自分にも、そして私の息子にもこんな時期があったな、と、
少し懐かしさが込み上げました。
いきなり設計業務をしてもらうのは無理ですので、
まず、自宅の間取りを思い出しながら描いてもらう。
すると、なかなか面白い。
変なところに無の空間があったり、階段の向きが逆でつじつまが合わなかったり・・・。
そこで、その怪しいところを指摘してアドバイスすること2回。
すると、割りにリアルな平面図が出来上がって、
本人達も “やってみれば、結構できるんだ!” と満足げな笑顔。
2日目は、施行中の『鈴鹿の家』の現場見学。
今まで見たことのない原寸大のものづくりの現場は、ずいぶん刺激的だったようです。
大工さんの細やかな仕事ぶりや見たことのない土壁の雰囲気に、
とても興味を引いた様子でした。
現場見学の後はアトリエに戻って、
今度は『夢のマイホーム』を設計してもらいました。 笑
野球少年らしく、家の中にトレーニングルームがあったり、
将来子供と一緒にランニングできる空中回廊があったり。
ちょっとした飾れるギャラリースペースや、
ゆっくり疲れを癒せる、坪庭のある浴室だったり。
たった二日間の設計体験でしたが、
それなりにイメージを膨らませながらプランニングできたので、
本人達の満足度は高かったようですし、
私も嬉しかった!
この経験が彼らの将来に少しでも活きてくれたら嬉しく思います。
akihito