「志段味の家Ⅱ」 の工程を追って、
家づくりのリアルな現場を見て頂く見学会。
7月22日、23日には、第2回目の “建前編” を開きました。
約3ヶ月近くかけて加工場で刻み終えた骨組を、
一気に組み上げていく様子をみる「建前編」。
両日とも快晴に恵まれ、絶好の建前日和でした!
が、猛烈に暑くて、休み休みの建前作業でした。
建前の見所は、何と言っても大工さんの連携プレイ。
特に誰かが細かく指示を出すわけでもなく、
10人ほどの大工さんが、
まるで一つの生き物の手足のように動いて、
見る見るうちに骨組みが組み上げていく様は見ていても気持ちよく、
ずっと見入ってしまうくらいです。
実は、この自動制御されているような作業を可能にしている秘密が、
大工技術の中には組み込まれているんです。
それと、こんなにも複雑で入り組んだ刻みの加工を、
まず間違えることなくこなす職人技。
そこにも、代々受け継がれてきたノウハウが生きています。
建前の作業を見ていると、
一千年を超えて受け継がれてきた、
日本の大工技術の奥深さと素晴らしさに触れることができます。
またの機会に、是非見学においでください!