「津島の家」の住まい手ご家族がお揃いでアトリエに遊びに来てくれました。
去年の暮れに入居されて、かれこれ一年。
冬から始まって、春、夏、秋と四季折々を一通り過ごされた感想を聞かせて下さいました。
入居して最初に驚いたことは、
まわり全体から伝わってくる温もりで足元も全身とても暖かったこと。
“あんな温もり感は初めて!” と話されます。
それは、薪ストーブの熱で床、天井、そして特に土壁が暖められているからなんです。
暖かさは部屋の空気の温度でだけではなく、
周りからの影響も大きいのです。
これを「輻射」と言います。
一旦温まると朝まで温もりが残るのも土壁の家ならでは。
土の蓄熱効果のおかげですね。
まろやかな温もりでとても気持ちいいと、高評価をいただきました。
そしてもう一つの驚きは、
梅雨時でもびっくりするくらい部屋干しがよく乾くこと。
それは、ふんだんに使ったスギの木や土壁の吸湿効果のおかげ。
外と比べても、家の中の空気がサラッとしているのがはっきりわかるほどだとか。
また、夏は家の中がほんのり涼しくてびっくり!
外出から帰って家の中に一歩入った時の、
あのなんとも言えないヒンヤリ感は最高。
うっかりエアコンを付けっぱなしで外出してしまったかと思うほどだったとか。
これも土壁の蓄熱(蓄冷)効果のおかげなんです。
夕方帰宅すると、障子越しに漏れる黄色い灯りに心がほっこり。
一年たっても薫る杉や檜の天然アロマに癒されて、
毎日心地良く過ごされている。
ご家族皆さんの話を聞いていて、
天然素材の魅力を日々体感し、楽しく暮らして頂けていることがよく分かって、
とても嬉しいひとときでした。
そしてもう一つ嬉しかったこと。
それは、今日のためにわざわざひかりちゃんがパンを焼いてきてくれたこと。
これがまた本当に美味しいんです!
ごちそうさまでした。
akihito