『豊場の家』は昭和46年に建てられた木造二階建ての住宅。
耐震診断の結果が随分低かったのでなんとか改善したい、
との相談が有りました。
また、耐震改修に合わせて、老後に向けてのリホームもしたいとのこと。
築後45年。
建築当初からは、生活様式も家族構成も随分変わったことでしょうから、
確かにちょうど良い機会かもしれません。
さて、耐震改修のポイントといえば、
“ 土葺きを桟瓦葺きにかえる “ です。
この時代の木造家屋の多くは、ほとんどが土葺きでした。
ですので、その土を降ろすだけでも随分屋根が軽くなり、
地震時の建物にかかる力を大幅に減らすことができるのです。
この家に載せられていた土の重量を計算してみると、
実に8200Kgにもなりました。
なんと乗用車 5〜6台分 の重さです。
(2トン積みのトラックに4杯もの土が屋根から降ろされました)
屋根の上に車が何台も乗っかっている様子を想像すると、
ちょっと笑っちゃいますよね・・・・・いやいや、笑っている場合ではありません!
我が家の耐震性がちょっと気になる方。
どうぞ遠慮なくご相談下さいね。