築16年の “ 趣 き ”

2001年の7月に完成した『島宮の家』。
 
ちょっとしたメンテナンスのご相談を受け、
久しぶりに訪れてみました。
 

 
お庭の木々は随分大きくなり・・・、
ほら、玄関前のモミジは二階建ての屋根を超さんばかりに立派になりました。
 
明るく若々しさに満ちあふれる新緑に清々しい春の訪れを知り、
夏には、その木陰の涼しさで家族の帰宅を迎え、
秋は燃えるような紅葉で目を楽しませ、
そして落ち葉が冬の到来を告げる・・・。
 
このモミジは、もうすっかりこの家に無くてはならない存在です。
 
 

 
玄関の柱には艶が出てきました。
 
木の色も、当初は明るい色でしたが、
すっかり深みを増して落ち着いた雰囲気になってきました。
 
 

 
よく見ると、杉の床板は少しすり減って、
あちらこちらに傷もついています。
 
でも、これも味わい深く感じさせるところが無垢の木の魅力。
 
 
5月とはいえ、このところ気温が30度に迫る暑さ。
 
軒先には簾が掛けられて、
早くも夏の設え。
 

 
この16年間、
家族の暮らしを包み込みながら、
この家は随分深みを増し、
随分と季節感が漂う佇まいとなってきました。
 
でもしかし、まだ16年。
この家はまだまだこれから、もっともっと魅力的になって行くはずです。
 
それが “ 無垢の木と土の家 ” なのです!

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