来週末の30日(土)1日(日)に、
小牧の家が建前の日を迎えます。
(見学会のご案内はこちらから)
今、大工さんの加工場では、着々と刻み作業が進められています。
木組みの刻みは人海戦術ではいきません。
一本一本、木の癖を読み取り、
微妙に墨付け加減を調整していかなければ行けないからです。
棟梁が墨付けをして、
弟子たちが刻み加工をしていきます。
この過程がだいじ!
この一つ一つの過程を経て、技術が伝承がされていくのですね。
ちなみにこのタイコ梁は、リビングに掛かるものです。
樹齢はおそらく70年ほどでしょうか。
腕っ節の強い下川君でも、転がすのにやっとやっと。
いい曲線でしょ。
一番玉(木の一番根元の部分)で、製材してもらいました。
根曲がりの部分を活かします。
この湾曲した形が大切なのです。
それは力学的な理由。
瓦屋根による上からの大きな加重を、
このタイコ梁が引き受けます。
こちらは検竿。
各部の寸法をこの角材に盛って行きます。
間違って墨付けをしないための大工の知恵ですね。
刻み加工は、まず絵図板(平面伏せ図)と検竿づくりから始まります。
この日、お施主さんにも作業の様子を見ていただきました。
棟梁の説明にも力が入ります。
と、上を見ると燕の巣!
毎年この時期訪れてくれるお客さん。
燕が巣を作ると『縁起が良い』 っていいますよね。
ありがたい、ありがたい!
建前見学会をしております。
是非皆さん、おいで下さい。
見学会のご案内はこちらから・・・。
あと、私にできることは晴天を願うことくらい・・・かな?
akihito
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