6月15日。
毎年恒例の “八百津の森と繋がる 植樹ツアー” を行いました。
訪れた山は岐阜県加茂郡八百津町の丸河林業さんの山。
はやいもので、このツアーは今年で11年目になります。
毎年快く受け入れて下さる林業家の河方さんとそのご家族には、
心から感謝しています。
今年の参加者は総勢30名。
かつて、この山の木で家を建てた住まい手OBも来て下さり、……
”ふらっと 現場をのぞいてみよう” 大工さんの加工場編
今、大工さんの刻み場(加工場)では、
6月28日29日の建前に向けて木材の刻み加工が着々と進められています。
そこで今回の “ふらっと” は加工の様子を見学しながら、
一本一本違う木材の個性を活かす大工の『知恵』や、
複雑な骨組みを間違うこと無く正確に加工する『技』をふらっとのぞきに行きました。
ご存知ですか?
実は木材には「背」と「腹」があるんです。
柱……
ふらっと<大工さんの加工場編>の準備着々

工業製品ではない自然の木を扱う日本の大工には、
“木の特性を読み取り、それを活かして建物の骨組み(木構造)を組上げる”
という作法があります。
それはちょっとした気配りなので、滋味で伝わりにくいのですが、
“いいものをつくりたい!”という大工の粋がそこにあるように思います。
今回の見学会ではその作法についてもご紹介します。
より解りやすくお伝えするた……
「”ふらっと” 現場をのぞいてみよう! <大工さんの加工場編>」のお知らせ

木と土の家づくりの見学会
「“ふらっと” 現場をのぞいてみよう!<大工さんの加工場編>」を開催します。
今年の春に着工をした『徳重の家』
現場では地盤の補強と基礎が出来上がっていく中、
大工さんの加工場でも構造材の加工が着々と進められています。
家の骨組みとなる構造材の加工。
建ててからでは見えなくなってしまう部分でどんな加工がしてあるんだろう……
“ふらっと 現場をのぞいてみよう” 基礎工事編
今日は “ふらっと 現場をのぞいてみよう!” の第1回目。
「基礎工事編」を開催しました。
地盤調査のことから、
地盤改良、鉄筋配筋の事、コンクリートに付いてなどなど・・・。
なにせどちらかというと地味な工程ですので、
どれだけ興味を持って聞いて頂けるか少し心配でした。
が、しかし、
伝えしたい事が沢山有りますので思い切って開催!
”ふむふむ!” と頷きなが……
春奈の現場ルポ その15(造作材の加工)
竹小舞を編んだり、土壁を付けている間、大工さんは...
作業場で材料の加工をしています。
構造材と同様、四国のTSウッドハウスさんから造作材が搬入されました。
材料は杉。
床に使う厚み3㎝の厚板、壁に使う厚み1㎝5㎜の板、
家具に使う板、窓等の開口廻りに使う枠材等です。
たくさんあるでしょ?
この全ての材料を大工さんは、木目や色……
春奈の現場ルポ その14(大直し)

竹小舞に両面から塗り付けた荒壁が乾きました。
乾いた様子を近くで見てみると...
乾燥して荒壁が縮み、柱や梁との間に隙間ができています。
この事を「チリ切れ」と言うんです。
更に壁面全体にもヒビが入っていますが、
この段階で隙間やヒビが入る事は全く問題ありません。
ここでしっかりと乾燥・収縮してくれた方が
この後に何回か塗り重ねてい……
「“ふらっと” 現場をのぞいてみよう!<基礎工事編>」 のお知らせ
木と土の家づくりの現場見学会
「“ふらっと” 現場をのぞいてみよう!<基礎工事編>」を開催します。
今年の春に着工をした『徳重の家』では、いま、地盤の補強と基礎の作業が進められています。
基礎のコンクリートの中身がどうなっているのかご存知ですか?
なかなかご覧頂くことの出来ない
基礎工事の途中の段階をご案内し、
住まいを支える基礎にどのよう……
『配津町の家』オープンハウスのお知らせ

『配津町の家』のオープンハウスを開催致します。
これで5代目となる、同じようで同じでない片流れシリーズ。
「ゆるやかに繋がるリビングとダイニングの関係」と、
「北側の畑を臨む、落ち着きのあるダイニング」がこの住まいの魅力です。
実物大の空間だからこそ味わうことの出来る魅力を体感してみませんか。
日時は以下の通りです。……
春奈の現場ルポ その13(荒壁付け)

小舞掻きが終わると、いよいよ土を付けていきます。
土壁は最終的に約8cmの厚みになるのですが、
この厚みが一度に出来てしまう訳ではなく、
何回かに分けて厚みを出していきます。
まず始めは「荒壁」。
荒壁とは、土壁の工程の中で一番最初に塗り付ける土の事です。
荒壁の土は、粘土に水と藁スサ(わらすさ)を混ぜて寝かせた物です。
寝かせる事で藁が腐って発酵……
“ ふらっと ” 現場をのぞいてみよう!
春らしい暖かな週末。
土壁塗りが間もなく完了する『押沢台の家』で、
現場見学会を開催させて頂きました。
完成してからは解りづらい壁の中や床下、軸組全体を見て頂きながら、
木と土の家づくりの上質な “ 芯 ” の部分についてのお話をさせて頂きました。
既に着工しているお施主様をはじめ、
現在設計中の方や木と土の家づくりを検討中の方々がご参加下さいました。
……
『押沢台の家』〜木と土の家〜 現場見学会

完成後では見られない、丹羽アトリエの家づくりの芯の部分をご覧頂く
現場見学会を開催致します。
今回は土壁を塗っている段階をご覧頂けます。
職人さんの技をその目でご覧になってみませんか。
是非おいで下さい。
詳しくはこちらへ
……
土壁塗りが進んでいます!
竹小舞が掻き終わり、大きな鳥籠のようだった現場は、
その後、土壁塗りの作業が進んで、
今、裏返し塗りをしています。
これ、土を送るポンプです。
40年選手なのだそうです。
なんだかジブリの映画に出てきそうな感じですね。
これが荒壁土です。
粘土分が多い土にワラがたっぷり抄き込んであ……
その名も、フシ太郎!

道具マニアの『小針の家Ⅱ』の棟梁が、おもしろ大工道具を紹介してくれました。
その名も、「フシ太郎」
なにをする道具かというと・・・その名の通り木の節(ふし)と関係しています。
木の節には「イキ節」や「シニ節」などと呼ばれる物がありますが、
木の繊維がボソボソで抜け落ちてしまいそうな「シニ節」に埋め木をするために使うのが、
この「フシ太郎」です。
……
なるほどなるほど!
なるほどォ〜これは面白い!・・・と、
感心感激してしまいました。
もうすぐ着工する『徳重の家』の住まい手が作った模型。
厚口ケント紙に図面をコピーし、
各面を貼り合わせて立体になってます。
屋根を開けると・・・、
ほら、各部屋が入れ子状に入っていますよ。
部屋を一つずつ取り出してみます。
家族もいます。
……
春奈の現場ルポ その12(小舞掻き)
大工さんの貫仕舞いが終わると、
土壁を付けるための下地になる竹を格子状に編んでいきます。
この作業を「小舞を掻く(かく)」と言います。
地方によっては「えつりを掻く」と言ったりもするんですよ。
名称も様々、小舞の掻き方も基本を元に
職人さん達それぞれに工夫しながら編んでいる人が多いです。
まず縦の竹を貫に編み付けていきます。
次に力骨(ちからぼね……
『阿久比の家』を体感!

ブログ更新が止まっていた『阿久比の家』の現場に行ってきました。
さて、今の様子はというと・・・・・・
・・・・土壁がついて、こんなにも家らしくなっています!!
僕の頭の中では、背景は湖の畔。
高さを抑えた小さな平屋の家は、とてもおおらかな佇まいでした。
中にお邪魔すると、
上棟時と比べて、ずいぶん部屋らしくなっ……
春奈の現場ルポ その11(貫仕舞い)
大工さんは建前が終わると、次に「貫仕舞い」をしていきます。
貫は柱を貫通して水平方向に入っている杉の板材です。
丹羽アトリエでは、21mm × 105mm のやや厚みのある貫にしています。
貫は竹小舞を固定する為の下地ですが、
実は建物の強度上重要な役割も果たしているんです。
上の写真は貫穴に貫を通しただけですが、穴の方が大きいのが分かりますか?
この部分に……
春奈の現場ルポ その10(屋根 板金工事)
屋根に荒野地板を敷いてからは、アスファルトルーフィングという防水シートを敷き、
その上に瓦、又はガルバリウム鋼板で屋根を葺きます。
昔は瓦屋根が多く、湿式工法といって土を沢山屋根にのせて瓦を葺いていましたが、
今は乾式工法といって土は使わずに、
瓦や板金を釘やビスで止めつける工法が主流になっています。
「瓦屋根だと重いから地震に弱い」...とよく聞きますが、そうではありませ……
『緑町の家』 オープンハウスのご案内

『緑町の家』のオープンハウスを開催させて頂きます。
延べ床面積、約30坪の方流れ屋根の家です。
リビングとロフト二階が吹抜けで繋がる内部空間。
広いデッキを介してリビングから庭への繫がり感などなど・・・。
実物大の空間をご覧になりませんか。
日時は以下の通りです。
是非、見学にお出で下さい。
ご希望の方はこちらのホームからお申込み下……