葭原の家 もうすぐ築10年です!

『葭原の家』ができて、間もなく10年になります。   「10年の節目に家全体をチェックしてください」っと、 住まい手から連絡がありました。   これまでにもメンテナンスなどで何度と無く見てきましたが、 改めて家全体を点検するのは竣工以来のこと。   日々の生活で、木の家がどう変化していくのか。 年月を経て朽ちていくところ。 それとは逆に、 使い込まれることで良くなってきた……

祝上棟! 押沢台の家 

新年、目出たくも、押沢台の家が上棟致しました。 前日からの寒波で12日はとても冷え込んで霜で真っ白な朝8時。 お施主様にご挨拶を頂いたあと、 工事の安全を祈念して、 お神酒とスルメで乾杯!   さあ、レッカー始動です。     この家の施行をお願いした工務店はカワイ建築さん。 「丹羽アトリエの木組みの家を是非造ってみたい!」と、 熱いオファーを頂いてましたが、 あれから……

『押沢台の家』建前見学会のご案内

年初め、『押沢台の家』がいよいよ建前を迎えます。     家族4人で暮らす、2階建て延べ面積21坪の “ 超コンパクトハウス ”   コンパクトと言っても吹き抜けのリビング・ダイニング、書斎コーナー、食品室や、 皆で使うクローゼット、6帖の畳部屋、2階にはちゃんと子供部屋が2人分あります。   質は落とさず無駄を無くし、機能十分です。   大工さんが手刻みで加工した柱や梁……

構造材の伐採に行ってきました!

『徳重の家』の柱梁に使う丸太の伐採をしに、 住まい手ご家族と一緒に八百津の山に出かけました。 八百津町潮見の山里は紅葉の見頃もおわり、 ちょっと冷たく透き通るような冬の匂いに包まれていました。       今日の伐採は、母屋に使う太い杉丸太と、 磨き柱として使う桧丸太の合わせて5本です。   ところで、木には “伐り旬” があることをご存知ですか?!   秋から冬に掛け……

『阿久比の家』建前見学会のご案内

『阿久比の家』がいよいよ建前を迎えます。   緩やかな大屋根に覆われた、コンパクトな平屋の家です。     南北の庭を眺められるリビング・ダイニングを中心にして、 西にキッチンと水回り、東に寝室や個室を配置しました。   22坪のコンパクトな平屋に、ゆったりとした生活を描きました。   木と木をしっかり組みあげる熟練の技術によって美しい骨組みが現れます。 木組みの家の ”……

『阿久比の家』上棟に向けて!

早いもので、今年も残り一ヶ月・・・ 年内に上棟を行い、掛矢の音を聞いて気持ちよく1年を締められそうです。 (建前の案内は近日中に!!)    ではでは、現場の状況から。   敷地内の地盤の状態が一様ではないので、ここでは「柱状改良」による地盤改良。 『小針の家Ⅱ』での「表層改良」とは異なる工法です。   大きな重機が入り・・・       丈夫な地盤を目指して、ね……

『城崎通の家』が竣工を迎えます!

建具や家具が納まり、今まで覆っていた室内の養生シートがとれてくると、 『現場』から『住まい』になったなぁと感じます。 それに、木部が表れてくることで、室内が濃厚でフレッシュな木の香りに満ちてくるので、 ついつい長居してしまいます。   検査と外構工事も終え、手直し工事を残すのみとなり、いよいよ竣工を迎えます。   その前の今週日曜日(11/24)にお披露目をする機会をいただきました。……

『徳重の家』の伐採を見に行きませんか?

現在設計中の『徳重の家』の柱と梁を八百津の山へ伐採に行きます。   今回伐採する木は、『東濃桧の磨き丸太柱4本』と『母屋に使う杉丸太2本』の合計6本です。   山での伐採の様子を、住まい手と一緒に見に行きませんか?     木の家づくりは山から始まります! 家を支える柱や梁はどんな環境で生まれ、育てられているのでしょうか? 木の家づくりのスタート地点に触れてみませんか?   ……

『阿久比の家』安全祈願をしてきました

ベテラン先輩に引き続き、”地鎮祭の初心者”がレポートをお届けします。   『阿久比の家』も先日、地鎮祭を迎えました。   当日の朝は、あいにくの曇り空。     雨が降るかな・・・と、立てたテントでしたが、 少しも濡れることなく、無事に式を執り行うことができました。     これからの工事が、安全に行われるように。   末永く、ご夫婦が健康に暮らしていけるように。 ……

『配津町の家』地鎮祭の式次第(流れ)

先日、上棟を迎えた『配津町の家』を少し遡ってレポートします。 まずは地鎮祭から。     担当者として何度も地鎮祭に参列させていただいているのですが、 その式次第は、取り仕切る神主さんによって様々です。   そんな中で、今回初めて体験する儀式がありました。     敷地内へ入る際に、手水桶から柄杓で水を汲み、手と口を清める「手水の儀」です。 どうやら、神社を参拝する折……

『城崎通の家』完成見学会のご案内

『城崎通の家』が竣工を迎え、11月24日(日)に完成見学会を開催いたします。      間口5メートル弱の狭小敷地に、木組みと土壁の家が建ち上がりました。   一階には指圧マッサージ室があり、 仕事場と暮らしの場が、ひとつの屋根の下に同居するコンパクトな家です。 優しい土の色合いと温かみのある杉板がつくりだす、癒しの空間がご覧頂けます。   「自然素材を活かした家」「国産材を……

『薪割り会』のご案内

薪割り会のご案内をいたします。   季節もだんだん秋めいてまいりました。 薪ストーブに火を灯す日が待ち遠しい方も、そろそろいらっしゃることでしょう。    そんな折、『牛山の家』の住まい手からお誘いを頂きました。   ”薪割り”や石窯での”ピザづくり”、大きな望遠鏡での”天体観測”。 なかなか体験できないイベントが盛り沢山です。 是非、ご参加ください。 一緒に楽しい時間を過……

ようこそ、丹羽アトリエへ!!

これから、みなさんに丹羽アトリエの内部をご紹介致します。             鉄骨と自然素材のアトリエ   玄関を開くと、左官と杉のやわらかい雰囲気が出迎えます。   剥き出しの鉄骨梁を横目に階段を上がれば、   そこが丹羽アトリエの仕事場です。          普段は桧の柱を表しにした真壁造での設計を得意としています……

春奈の現場ルポ その9 (建前後 屋根伏せ)

台風が去って、すごく良い天気です。 まだ日中は暑いですが、ちょっと日陰に入ると涼しく、 日に日に秋らしくなってきました。       垂木を固定してからは、屋根板を貼っていきます。       垂木の上へ一番最初に貼る材料は厚み3㎝の杉の厚板です。 部屋内から見た時の天井板でもあります。   屋根の強度を高めるために板材は厚いものを、 釘は長さ10㎝のものを……

春奈の現場ルポ その8 (上棟 午後)

午後も順調に作業が進む中、住まい手さんにも建前に参加して頂きました。   4寸角(12cm角)の垂木が金輪継ぎになっているので つないで、込み栓を打ち込む作業をしてもらいました。 ご夫婦と息子さんの家族みんなが体験。いい思い出になるといいな。            と、金輪継ぎの作業をしている間にこの家のポイントのひとつとなっている柱が立っていました。     ……

春奈の現場ルポ その7 (上棟 午前)

地鎮祭からちょうど3ヶ月、上棟の日がやってきました。 住まい手の方も、家を建てたいと思い立ってから色々な所を見て 丹羽アトリエにたどり着き、今日まで約6年だそうです。 ほんとにやっと...という思いですね。     建物の四隅と中心を塩とお神酒で清めた後、全員でお神酒を頂き作業開始です。         この家の一番長い通し柱。5寸角(15㎝角)で約5mあります。……

春奈の現場ルポ その6 (土台敷き)

基礎の型枠が外れると、建前まではもうすぐです。   今日は今まで作業場で加工をしていた大工さんの 初めての現場作業、土台敷きです。   土台は、桧の4寸角(12㎝角)の赤身が多い材料を使っています。 あらかじめ作業場で長さ、継ぎ手、柱のホゾ穴などの加工がされています。   現場では基礎屋さん、作業場では大工さん、 違う職人さんが別々の場所で、同時進行で作った物が ぴったりと……

春奈の現場ルポ その5 (基礎コンクリート打設) 

基礎の配筋と型枠ができたので、次はコンクリートの打設です。 平らなベース部分と、外周部と間仕切りの立ち上がり部分とで 2回に分けて打設します。     コンクリートが入りにくい外周部や立ち上がりのある所から打設していきます。 同時進行で、バイブレーターという振動する機械を使って振動させ 空洞などができないよう隅々まで行き渡るようにしていきます。         ……

『配津町の家』建前見学会のご案内

棟梁と二人三脚で進めて来た『配津町の家』がいよいよ建前を迎えます。   片流れの大屋根がかかる、ロフト二階の家です。       リビングを中心にダイニングキッチンや寝室になる畳の間、子供室などへと生活空間が繋がります。   大勢の大工さんが集まって、一気に木組みの骨組みを組み上げる様子をご覧頂きながら   生活の繋がりをイメージしてみるのも楽しいですよ!     ……

春奈の現場ルポ その4 (基礎の配筋)

もうすぐ『小針の家 Ⅱ』の建前です!! が、現場ルポが追いついていません(汗)     今回は基礎の配筋について。     前回の砕石転圧後、基礎の正確な位置の墨出しが行えるようにするため、 外周に捨てコンクリートを打ちました。 これは、基礎底盤の水平を出す役割もしています。     この現場は土壌蓄熱式床暖房設備を使用しているので、 砕石の上には防湿シートを敷いてい……