水北町の家Ⅱ
コンパクトな終の住処
- [所在地] 愛知県瀬戸市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [家族構成] 夫婦
瀬戸市の郊外に建つ、延べ面積10.5坪の平屋の家です。
シニアのご夫婦が、娘家族の近くに移り住んで愉しく暮らそうという計画です。
共働きの娘夫婦の子育てを応援すること。そして、いずれ高齢を迎えてサポートが必要になった時のことを考えた答えが、この「 共住 」でした。
“ 共に支えあって暮らす ”
いわゆる“ スープの冷めない距離 ”に、シンプルに暮らす終の住まいを建てることにしました。
南側に4畳弱の畳の間を二室。これはご夫婦それぞれの為の個室です。お互いの生活リズムを尊重しつつ、かつ、寄り添えるように襖で仕切りました。皆が集まったときには襖を開けて繋げて使います。
家の中央はコンパクトに使えるダイニングキッチン。北側には洗面脱衣室と浴室。そして、ウォークスルークローゼットの奥にトイレを配置しました。
コンパクトに暮らす為の秘訣は、何と言っても物を減らすこと。必要な物とそうでない物を見極めて整理をしなければなりません。がしかし、どうしても処分しきれない物もありますので、そのための収納スペースも、やはり必要ですね。そこで、ロフトスペースを小屋裏収納として活用することにしました。
三世代が愉しく暮らす様子を思い描きながら、この家を設計致しました。

外観
同じ敷地の奥に建つ「水北町の家」と、屋根の高さや形状など同じプロポーションにする事で、つながり感のあるまとまった外観に。

玄関ポーチ
素焼きの黒い外壁に、無垢の木の色が映えます。時間が経つにつれ、徐々に木の色がグレーに変わっていき、落ち着いた雰囲気になっていきます。

取手
握りやすく触り心地も良い木の引手です。

ダイニングから見た玄関
ロフトへ続く階段の奥が玄関になっています。

個室
南側には畳を敷いた個室が2つあり、襖をすべて開けるとダイニング・キッチンと繋がる広い空間に。人が集まる場面でも十分に対応出来ます。

個室 2
襖を閉めればプライベートな空間に。部屋の境も襖で仕切る事が出来ます。

ダイニング・キッチン
ダイニングはコンパクトながらも、キッチンはL字型で作業スペースも広く使いやすいです。コストダウンを測る為に家具には杉のムクボードを使っています。

ロフト・小屋裏収納
約10帖のロフト空間。収納はもちろん、お孫さんたちの遊び場、そしてお泊まりの時の寝る場所にもなりそうです。

クローゼット
無駄を省いた、廊下兼用のウォークスルークローゼットです。

洗面・脱衣室
洗面器は実験流しを使っています。背面にはタオルや着替え等を収納する家具を置きます。

便所
プラン

配置図

1階平面図
