水北町の家Ⅱ
コンパクトな終の住処
- [所在地] 愛知県瀬戸市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [家族構成] 夫婦
瀬戸市の郊外に建つ、延べ面積10.5坪の平屋の家です。
シニアのご夫婦が、娘家族の近くに移り住んで愉しく暮らそうという計画です。
共働きの娘夫婦の子育てを応援すること。そして、いずれ高齢を迎えてサポートが必要になった時のことを考えた答えが、この「 共住 」でした。
“ 共に支えあって暮らす ”
いわゆる“ スープの冷めない距離 ”に、シンプルに暮らす終の住まいを建てることにしました。
南側に4畳弱の畳の間を二室。これはご夫婦それぞれの為の個室です。お互いの生活リズムを尊重しつつ、かつ、寄り添えるように襖で仕切りました。皆が集まったときには襖を開けて繋げて使います。
家の中央はコンパクトに使えるダイニングキッチン。北側には洗面脱衣室と浴室。そして、ウォークスルークローゼットの奥にトイレを配置しました。
コンパクトに暮らす為の秘訣は、何と言っても物を減らすこと。必要な物とそうでない物を見極めて整理をしなければなりません。がしかし、どうしても処分しきれない物もありますので、そのための収納スペースも、やはり必要ですね。そこで、ロフトスペースを小屋裏収納として活用することにしました。
三世代が愉しく暮らす様子を思い描きながら、この家を設計致しました。