牛立の家
バリアフリーを考える
- [所在地] 愛知県名古屋市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [家族構成] 母+夫婦
名古屋市中川区に建つ、約26坪のバリアフリーハウスです。
住まい手はご夫婦とご高齢のお母様の三人です。
半身が少し不自由になられたご主人とご高齢のお母様が、安心して楽しく暮らせるように、
と、細部までじっくりとご相談しながら設計を進めました。
一般にバリアフリー住宅というと家中の至る部分が広く、まるで病院のような雰囲気になり勝ちです。
大通りのような廊下だったり、車イスが楽に取回しできるのだけれど、でも広すぎて落ち着かない便所。大きくて間延びして不格好な扉だったり・・・。
確かにある程度の寸法のゆとりは必要ですが、しかし、家らしい佇まいにしたいものです。
そこで今回の設計では、各部分部分の必要充分な寸法を考え直すことで、できるだけ無駄を省くことも念頭において設計を進めることに致しました。
また、そのことによって、家をコンパクトにすることができるので、幾らかのコストダウンにもつながります。
さりげなく、落ち着いた雰囲気の平屋の家ができました。

玄関
ご高齢のお母様と、半身が少し不自由なご主人でも上がりやすいように段差をなるべく小さくしました。 左はリビングへ続く廊下へ、正面は食品室へ、そして食品室からはキッチンとクローゼットへも繫がっています。 左手には磨き丸太の縦手摺を付けました。

玄関手摺り
下駄箱の天板は手摺と兼用になっています。木で造っているので周りとの違和感もなく、触り心地も良いです。 袖が引っかからず指を挟む事もない、アトリエのオリジナルデザインです。 下駄箱と収納の扉は山桜の板戸。

リビング・ダイニング
天井を高めに、壁はハンダ仕上げにして明るく気持ちのいい空間に。 丸柱を立てる事でただ広いだけではなく、リビングとダイニングそして通路とをさりげなく空間分けしています。

個室
仏間兼お母様の部屋、そしてオーディオ好きなご主人のオーディオ部屋、と多目的に使う個室です。 天井を低く舟底天井にしました。壁は土の色でしっとりと落ち着いた雰囲気に。

キッチン
収納や建具等の家具材には、無垢材を使いながらもコストダウンが可能な杉パネルを使用しています。 柿渋で塗装する事によって落ち着いた雰囲気になります。

水切りカゴ引き出し
水切りカゴを引き出しに組み込む事で、作業台がすっきり広々。 まな板を乾かすパイプ棚もあります。

調味料入れ引き出し
コンロ横にあるので引き出したまま調理が可能。コンロ周りもすっきり。

食品室

寝室

便所・洗面脱衣室
脱衣室と便所を1つの部屋にしました。これにより車いすでも使いやすく、また介助もしやすいサニタリー空間となりました。 カーテンによって、さりげなく仕切れるようにもなっています。

洗面・脱衣側から

浴室
ハーフユニットの浴室。天井と壁には桧板を使っています。 気持ちの良い空間にすることができます。 洗面と脱衣をセパレートに。

クローゼット
普段使いの服を収納するウォークインクローゼット。手持ちのタンスもぴったり納まるようになっています。

納戸
天井と壁には桐板を使っています。

玄関ポーチとスロープ
車いすのお母様とご家族とが、ストレスなく家への出入りが出来るように、スロープも設けました。 玄関ポーチは無垢の厚板貼りです。訪れた人を暖かく迎え入れてくれる様な雰囲気になりました。
プラン

模型
