水北町の家
細長の “平屋 + Loft”
- [所在地] 愛知県瀬戸市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [家族構成] 夫婦+子供2人
瀬戸市の郊外に建つ平屋+Loftの木組み土壁の家です。
理想は“平屋の家”なんです!
でも、将来、万一の場合に備えてご両親のためのスペースも確保できたらとも思うし、コンパクトで良いけれども2人の子供の部屋も欲しいし、リビングダイニングは座卓で、その一画にパソコンのスペースをつくりたいし、食品室とウォークインクローゼットは必須です・・・・・、もし平屋が無理なら二階建てでも・・・。
そんな会話から始まった家づくりです。
幸い土地はゆったりしていますから平屋でも建てられます。しかし、予算的にはあまり大きな家にはしたく有りませんし、そもそもコンパクトに暮らしたいとのご希望です。
そこで、平屋の屋根を一部分ちょっと持ち上げることでロフト空間をつくりました。ここが寝室となり、または遊び場となり、そして物置にもなります。多目的に活かすことができる空間を入れ込むことで、暮らしの変化を柔軟に受け入れることができる。そんな許容力のある家になればと思い、このように設計いたしました。
もう一つ。この家で初めての試みが『床下エアコン』です。
一般的な壁掛け式のエアコンを床面近くの低い位置に設置して、床下に暖気を吹き込みます。エネルギー効率がとても良い『ヒートポンプ』の技術を輻射暖房的に活かそうという、ちょっとローテクでローコストな、愉しげな暖房法。
効果のほどは如何に・・・!
完成して一年。その効果を伺ってみると、予想以上に上々とのこと。家の中の室温がほぼ一定で安定し、床もほのかに暖かくて、とても心地いい。しかも、電気代も安くて大満足との結果でした。

南外観
東西方向に延びる平屋建て

玄関

リビング
座卓を置いた床座のリビングです。ダイニングも兼ねる、いわゆるお茶の間スタイルです。

リビングとタタミの間
襖を開ければ、小上がりのタタミの間と一体空間として使うことができます。

書斎
家族みんなで使う書斎。床を切り込んで掘りゴタツ式にしました。

キッチン
レッドオークのオリジナルキッチン(GEPPETTO製作)

奥の扉は食品室です。

タタミの間
リビングと襖で仕切ったこの部屋は、普段は寝室として使います。

子供室
いずれは、まん中で簡単に仕切って、二区画にします。

ウォークスルークローゼット
扉で仕切らずに、通り抜けもできるようにしました。これは家をコンパクトにまとめるための間取りの工夫のひとつです。奥の階段はロフトに繫がります。

階段

ロフト
平屋の屋根を一部だけ少し持ち上げてロフト空間をつくりました。 遊びのスペース、物置として。時には寝室として、コンパクトなこの家の暮らしを多様にしてくれます。

ロフトからリビングを見る。

洗面脱衣室

洗面脱衣室

浴室

母屋と離れ
その後、奥様のご両親のための離れが建ちました。

プロに少し手ほどきをしてもらって、DIYのお庭がだんだんできてきました。




コンポスター
愉しく暮らしていらっしゃるご様子が伺えますね。
プラン

1階平面図

ロフト平面図
VOICE
お客様の声
水北町の住まい手