栄の家
優しく寄り添う 終の住処
- [所在地] 愛知県一宮市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 2階建て
- [家族構成] 母+夫婦
- [竣工日] 2015年7月
駅まで歩いて数分の古くからの住宅地に建つ、二階建ての “ 木と土の家 ” です。
住まい手は定年をむかえられたご夫婦と、ご高齢のお母様の三人です。
この家での暮らしのイメージは
“ コンパクトで便利に、そして優しく寄り添う・・・ ” です。
リビング・ダイニングを家の中心にして、その周りを囲むように、キッチンや洗面脱衣室、クローゼット。そして、お母様の寝室であり仏間でもある六畳の個室を配置しました。さらに、リビングの階段から二階の個室へと繋がります。
大屋根によって全体をおおらかに包み込まれた内部空間では、お互いの気配が伝わって、常に気遣える関係でいられますから、安心して過ごすことができます。
ただ廊下を広くしたり、段差をなくしたりすることだけが『バリアフリー』なのではなく、優しく、そしてさりげなく寄り添うように暮らせる空間的な配慮こそが、とても大切なのだと思います。