江南の家 II
中庭を囲んで!
- [所在地] 愛知県江南市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 2階建て
- [家族構成] 母親+夫婦
- [竣工日] 2009年12月
これは、鉄筋コンクリート造オーディオルームを隣接させた、木組み土壁の家です。
敷地面積は約85坪。この敷地の北側に隣接して、ご両親の家があります。
前後に接して建てることで、二つの世帯の生活をより楽しくできるように考えることが、この計画の一番のポイントです。
そこで、二軒の真ん中に中庭を造り、それを取り囲む様に建物を配置することにいたしました。そうすることで、二家族がさりげなくお互いに様子を伺うことができる関係となりますし、また、北屋の茶の間の日当りも遮ることなく確保することができます。
玄関を入り左手がオーディオルーム。
オーディオに詳しいご主人の計算に従い、部屋の縦横高さの割合、反射壁と吸音壁の面積比を守って設計してあります。
玄関から入って右手が居間。
独立された息子さん達ご家族が一同に集まってもゆったり過ごせるように、やや大きめの空間にしました。
斜め天井を見上げると、上には太い丸太の梁が掛かります。この丸太が載ることで、広いながらもぐっと引き締まった空間になりました。
居間の北側には食堂と台所。
北屋のご両親が気軽に食卓に来て頂けるよう、中庭に面した濡れ縁から出入りしやすい位置に配置いたしました。
台所の裏手には食品室を配置し、裏動線で脱衣と浴室に繋がります。
日当りが良く、明るい南側にはおばあちゃんの部屋。
畳敷きの茶の間と板敷きのベットスペースとを一体空間にしました。
また、お洒落で衣装持ちのおばあちゃんのためにウオークインクローゼットも隣接してあります。
二階は主寝室とご夫婦のウオークインクローゼット。そして奥様のアトリエ。絵本コレクションのための部屋があります。
二世帯が気兼ねなく、かつ、それでいてさりげない心遣いが活きる家ができました。

玄関ポーチ

オーディオルーム、母屋外観

玄関
玄関を開けると正面には中庭のナンテンを眺める事ができます。

居間
床板には桧材を使用しています。少し明るい印象になり、落ち着きのある空間になりました。

居間・食堂
食堂と台所を一体の空間とするために居間とは建具で仕切り、独立性をもたせました。

台所
人造大理石のワークトップです。白いワークトップとナラ材の収納家具、壁のタイルとの色合いがとても美しく、雰囲気のある台所になりました。

パソコンコーナー
居間の脇に設けました。

食品室

便所

脱衣室

浴室

個室(母)
6畳の畳敷きスペースと、ベッドをおくための3畳の板敷きスペースを設けた、おばあちゃんのための部屋です。

アトリエ
絵本が大好きな、奥様のためのアトリエです。奥様は将来、子供たちに読み聞かせすることを楽しみにされています。

アトリエ
天井高をぐっと低くしたニッチです。子供達が楽しそうに絵本を見る姿が目に浮かびます。

主寝室
壁の腰には杉板をはり、腰から上は土の風合いを活かした左官壁で仕上げています。

パウダールーム
鏡と造り付けの家具はGEPPETTOさんに製作してもらいました。

オーディオルーム
反射壁と吸音壁の面積比を守って設計しています。反射壁はカリン材、吸音壁は布パネル、床はナラ材を用いています。
スケッチ&模型

模型
プラン

1階 平面図
