水源町の家
家族がほっとできる家
- [所在地] 愛知県豊田市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 2階建て
- [家族構成] 夫婦+子供2人
- [竣工日] 2008年8月
これは豊田市の住宅地に建てる、木組み土壁の家です。
住まい手はご夫婦と子供二人の四人家族です。
設計を始めるにさしあたって頂いた、施主のKさんからの要望書のなかには以下のような内容のものが有りました。
・環境に最大限配慮した家
・昔から受け継がれてきた伝統に最新の技術を融合させた家
・大屋根で軒の深い家
・できるだけ高さを抑えた平屋に近い家
・単純な造りの家
敷地は約80坪の正方形です。
南は既存の庭を活かし、北にはダイニングと浴室から見て楽しめる庭を新たに造ります。
平屋の桁レベルから昇る、やや急勾配の大屋根を冠ったこの家の形は、
「民家のような雰囲気の家が好き」というKさんのお話からイメージしたものです。
一階の中央は畳敷きの吹き抜けの居間。ここを中心に小上がりの畳の小間、食堂、主寝室が繋がります。そして吹き抜けに面した二階には、ライブラリー(みんなの書斎)と子供室、小屋裏収納を配置しました。
この大屋根に包まれた、メリハリを持って繋がる内部空間は、家族が一つ屋根の下に一緒にいるという安心感を感じさせながらも、思い思いにも過ごせる心地良さのある、懐の深いものになるはずです。
さらには、吹き抜けに見上げるガッチリと組まれた太い梁による小屋組が、この家により一層の安心感を与えてくれることでしょう。