布袋の家
始末の良い家
- [所在地] 愛知県江南市布袋
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [家族構成] 夫婦+子供2人
- [竣工日] 2006年3月
名鉄布袋駅を降り、古い町並みが残る一画を抜けたところにこの家は建ちます。
間口4間、奥行き11間の東西に長い、平家建ての木造住宅です。
「平家の家にも憧れるのですが・・・。」
東西に長く延びのあるこの土地をはじめて見た時の印象と、施主Nさんのこの言葉が私の頭の中で重なりました。この土地の形を活かすように、スゥッと伸びのある建物のイメージが浮かんで来ました。
構造材の梁は葉枯らし材の木頭杉を使います。
桧の柱は『藤島の家』と同じく、八百津の林業家にお願いして伐ってもらいました。また、家の中央で屋根を支える太い松の丸太梁は、お施主さんや大工さんと一緒に八百津の山で選んだものです。
奥様の家に対する希望は『始末の良い家』であること。
メンテナンスや使い勝手の良さは勿論のこと、家の将来の循環までをも一言で言い尽くしたこの言葉。これに叶う家になったと思います。