シルバーライフを愉しみながら
小幡の家
- [竣工日] 2020年5月
- [坪数] 22.7坪
- [工事種別] 新築
- [家族構成] 夫婦
- [構造・規模] 木造 平屋建て
- [所在地] 愛知県名古屋市守山区
名古屋市守山区の大きな緑地近くに建つ、延べ面積約22.5坪の木組み土壁の平家です。
住まい手はシニヤ世代のご夫妻。いわゆる終の住処です。
ご主人は牧師さん。お務めされている教会に隣接するこの場所に家を建てて移り住むことにされました。
プランニングのポイントは、ご夫婦別々の個室を設けるということ。1日の内では一緒に過ごす時間と別々に過ごす時間があります。起床時間や就寝時間も少し違いますので、それぞれの生活リズムを守って暮らすには、個室を分けることは必須です。
家の中心は南に向いたリビングです。これを挟んで東側に奥様のお部屋を。そして反対の西側にご主人のベットルーム&書斎を設けました。
お庭で野菜づくりを愉しまれるご主人の部屋には、南にやや広めの濡れ縁をつくりました。採れた野菜を置いたり、畑作業の時の休憩にここでお茶を飲んだり・・・。日常生活の中に、書斎での仕事や畑仕事が緩やかに繋がると、日々の暮らしがほのかに楽しげになるのではないでしょうか。
北側の庭に面してはダイニングとキッチンがあります。奥様はお料理だけでなく、お菓子づくりも愉しまれるので機材も多く、やや大きめの作業スペースを確保しました。また、コーヒーの為のコーナーもあります。
普段は使わないけれども大切で捨てられないものもありますので、小屋裏空間を活かしてやや大きめの収納もつくりました。
野菜を育てたり、お料理やお菓子づくりを愉しんだり。そんな何気ない日常のことが自然に愉しめる家になればと思います。