NIWA AKIHITO
Atelier

小牧市東部の丘陵地に建つ、約２８坪の木組み土壁の家です。
住まい手はご夫婦と男の子が二人の四人家族。

“ 子育てを楽しみながら暮らせる家 ”
“ 子供達といっしょに野菜づくりやパン焼きが楽しめる家 ”
“ 老後も夫婦２人で楽に暮らせる家 ”

薪ストーブのあるリビングダイニングを家の中心にし、それを囲むようにキッチンや畳の間、主寝室、水回りを配置しました。
そして、斜め天井の吹抜けでロフト二階のギャラリーに繋がり、その両脇には子供室が有ります。
屋根裏の三角空間は小屋裏収納として活用しました。
各部屋を上手く配置して繋げることで、廊下が無くても使い勝手のよい家はできます。
いや、むしろその方が家族の気配が伝わる楽しげな家にすることができますし、
さらに、幾らか家をコンパクトにつくることができてコスト削減にも繋がります。

「畑」と「料理」が連動して楽しめるように、庭に面した掃き出し窓をややキッチン寄りに配置することにしました。
サラダに使う野菜をその場でサッと採りに行ったり、生ゴミを畑のコンポスターに運んだり。
畑を普段の暮らしの中に取り込むことで、楽しく、そして便利になることはいっぱい有るのです。
また、南に張り出して設けた広めのデッキでは、休日の朝食を楽しんだり、日向ぼっこしながら遊んだり。
庭と連動することでいろんな“楽しい！”には欠かせないスペースです。

基本的な生活は一階部分で完結できるようにする。それは、遠い将来の老後の生活も考えてのこと。
楽しく永く、そして、便利に暮らせる家をつくりたいと思います。