NIWA AKIHITO
Atelier

これは名古屋市名東区に建てる、２階建ての『木組み・土壁の家』です。

住まい手は、ご夫婦と小学生のご長男の三人家族。
実はこの敷地、２００５年に建てた『大針の家』から歩いて数分のところなのです。
以前から住まい手のSさんご夫婦は、「素敵な家だなっ！」て、見て下さっていたそうです。
そんなSさんとのご縁は『無垢の木のオーダー家具』。
化学物質にやや過敏に反応されるご家族のための食器棚をお探しの折に、丹羽アトリエの家具づくりに関心を寄せて頂いたことがきっかけで、今回の家づくりに繋がりました。

敷地は間口約９m奥行２５mの南北に長い約７０坪。南に駐車スペースを設けても、まだ十分に庭が確保できる奥行が有ります。

玄関から引戸を開けて入るとリビングダイニングです。
家の中心に薪ストーブを置き、それを囲むようにソファーのエリア、ダイニングテーブル、キッチンカウンター、小上がりの畳の間、スタディーコーナーを配置しました。また、吹抜けを介して二階の子供部屋や主寝室も薪ストーブを囲んでいます。
一階の奥には水回りを配置しました。野球に熱中するご主人とT君が砂まみれで帰ってきても大丈夫なように、外から直接脱衣室に入ることができるように裏口を設けました。また、キッチンの裏手の食品室からもサービスヤードを通って出られるように動線を確保してあります。
二階の南側には花粉や黄砂、PM2.5対策の物干室を設けました。
また、小屋裏の三角空間を活かして小屋裏収納。そして、子供室からはしごを上がると、そこは気兼ねなく『レゴ』で遊べるロフトです。
薪ストーブを囲んで、家中に家族の気配が伝わる楽しい家が完成致しました。