暮らしを楽しむ器
瀬戸の家Ⅱ
- [竣工日] 進行中
- [坪数] 25.3坪
- [工事種別] 新築
- [家族構成] 夫婦+子供2人
- [構造・規模] 木造二階建て
- [所在地] 愛知県瀬戸市
敷地は名古屋の東に位置する瀬戸市の郊外にあります。「瀬戸物」ということばがあるように、瀬戸市は古くから陶磁器の生産地として有名なところです。
敷地面積は52.6坪。建物は25.3坪の二階建て木組み土壁の家です。
敷地の目の前に流れる川の土手沿いには緑が続きます。その木々の緑が映える景色が大層お気に召した住まい手は、この土地を取得して家を建てることを決意されました。
土地と河川敷の間には道路があるため、敷地を80センチほど嵩上げして視線調整をしています。また、その土盛部分には土手の緑に続けるようなイメージで木を植えて連続させることで、平坦な敷地に少しでも森感を持たせられればと考えました。
80センチ土地を盛り上げることで、緑の間の段を上がる玄関前のアプローチや、ダイニングやデッキから手前の緑越しに見る土手の木々の景色をより一層魅力的にしてくれるはずです。
住まい手はご夫婦と二人の息子さん。ご長女は就職して家を出られるので、たまの帰省時にはリビングでの対応でOKとの考え。
老後までの生活を考えて、主寝室は一階に設けました。そして、子供室はコンパクトなサイズにして2階に。また、ご主人の趣味のレザークラフトのための工房スペースがあります。
玄関脇のレザークラフト作品のためのショーケースや、左官で作るキッチンカウンターなど、この家ならでは暮らしを楽しむ器をつくります。