四月初旬に「百人町の家」が建前を迎えることができました!
棟梁の野村大工は1月下旬からご自身の加工場で墨付け・刻みを始めており、建前に向けて、材料搬入や土台敷きなどの作業を進めて頂き、準備万端で迎えることができました◎
いよいよ建前当日!
応援の大工も加わって、総勢9名で一気に組み上げていきます!!
掛け声に合わせて カンカン ♪ と掛矢で叩きながら骨組みを組み上げて行く様子は何度見てもワクワクします。
辺りには杉と桧の良い香りが立ち込めるので、
道ゆく人からは「いい匂いがしますね!」と声がかかりました。
一日目は棟上げまで無事に終えることができました。
こうして家全体の骨組みが組み上がった姿を見ると、伝統的工法ならではの力強く美しい架構が良く判りますね◎
丹羽アトリエでは構造体の骨組みを隠さない「真壁造り」の工法で家づくりをしていますので、
完成した後も、構造がそのままデザインとしても活きてきます♪
二日目は野地板貼りから開始します。
野地板は骨組みを面で固める役割があり、大切な構造要素です。
その為、幅18cmの野地板に長さ10cmの釘を3本、3尺間で打ち込んでいきます。
これがまた大変、、、!!
常日頃、玄翁を振っている大工さんでも堪える工程だそうですが、ワイワイと賑やかな雰囲気で玄翁を振る姿を観ていると、何だか私たちも身体を動かしたくなってきます。(笑)
そこで住まい手のKさんにも野地板貼り体験をして頂きました!
熟練の池戸大工から手解きを受けながら、慎重に。丁寧に釘打ちを。
体験を終えたKさんの満足げな笑みが印象的でした◎
建前二日目で骨組みはほぼ完成!!
翌日に屋根周りの雨仕舞いをして建前は完了となります。
天気にも恵まれて、とても気持ちの良い二日間でした◎
keishiro