お盆休みに入る前に『鴻ノ巣の家』の様子を見てきました。
『鴻ノ巣の家』の今の様子は、
土壁(荒壁)の乾燥が随分進んでいます◎
壁の表面にヒビ割れが見られ、乾燥していることが良くわかります。
この日から、
ヒビを埋めるように土を塗り重ねる「毛伏、大直し」の作業がスタートしました。
(土壁については、詳しくは→コチラ)
ところで、土壁の家が「夏涼しく 冬暖かい」と言われている事をご存知ですか?
“ 暖かさ ” や “ 涼しさ ”を蓄える「蓄熱の働き」や、
湿度を調整する「調湿の働き」のおかげなのですが、
この日はそれを体感したような気がします。
予想最高気温は38度・・・外に出たくない暑さです。
きっと現場も暑いんだろうな、と思っていたのですが、
あれ?
涼しい!
太陽が出ている時よりは気温の低い、夜の “ 涼しさ ” をまだ蓄えていたのでしょうか?
温熱性能の面でも注目されている「土壁」の性能を体感しました。
その他にも、
軒を深く出して夏の陽射しを遮っていたり、計画的な窓の配置で風通しを良くしていたり・・・
快適に暮らす為の工夫は色々あるんです◎
さて、土壁作業の終盤になった現場の様子をお届けしましたが、
ブログ更新の出来ていなかった、『鴻ノ巣の家』の建前からの様子を紹介します!
【これぞ、日本の大工技術!木組みの家の建前】
棟梁が丁寧に加工した木材が、大勢の大工さんの手で組み上げられました。
木と木がピッタリ組まれ、家の骨組みが一気に組み上がる様子は何度見てもワクワクします。
写真の真ん中に立つ ” 枝付きの柱 “ は、八百津の山で住まい手が選んで伐採したものなんです!
少しクセがあって面白い“枝付きの柱”も、棟梁の手でバッチリ納められました。
(伐採当日の様子は→コチラ)
【まるで鳥カゴの中!竹小舞掻(か)き】
建前を終え、大工さんと左官屋さんがバトンタッチ。
土壁を取り付ける場所に「竹小舞」と呼ばれる下地を編んで行きます。
竹小舞を編み終わると、土壁付けのスタートです。
この写真の少し土壁のついている部分は、実は住まい手家族が土付けを行ったんです!
「私たちに出来る事はなんでもやってみたいです!」
と言っていた住まい手に、左官屋さんに指導の下、挑戦してもらいました◎
『鴻ノ巣の家』では、現場の途中段階をご覧頂く現場見学会を開催しています。
興味のある方は、コチラのご覧下さい。
↓↓↓↓↓↓
https://www.niwa-atelier.jp/special-type/furatto/
yoshiyuki
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