外部の窓周りや断熱材、防水紙が納まったところで、住まい手Kさんとご一緒に現場で確認してきました!!
壁の中はどうなっているのか!?
外壁を貼ってしまうと見えなくなってしまう部分ではありますが、木の家ならではの工夫がたくさん詰まっています。
下の写真は「渡りアゴ」と言って、木と木を噛み合わせるように組む工法ですので、外壁から構造材が飛び出ています。
これによって丈夫な骨組みができるのですが、防水的には少し工夫が必要になります。
防水紙や防水テープをきちんと貼っていくのですが、これはあくまで最後の砦!
大切なのはその手前で物理的に雨水を止めることです。
そのために渡りアゴと外壁がぶつかる所に焼杉板がピタっと差し込まれるように溝(しゃくり)が入れてあります。
こうした大工さんの一手間でより安心して住んで頂ける家ができるんです。
一通り外部を確認し、これで防水チェックができましたのでいよいよ焼杉板貼りが始まります!!
次は室内へ。
この住まいは床に座り込むスタイルの“床座の暮らし”をされる前提の空間になっており、“椅子座の暮らし”とはアイレベル(目線)が違います。
ですので窓や構造、家具に至るまで、床に座った時に心地よく感じる高さ感を大切に設計・デザインをしました。
まだ現場感満載の場所ではありますが、しゃがんで確かめてみると・・。
うん!いい感じ!!
それからキッチンは水平方向に開放的な窓を設け、とても気持ちの良い空間です。
Kさんと、「あそこに木を植えて・・」なんて話をしながら完成のイメージを膨らませました♪
完成は来年の春です。
家づくりを目一杯愉しみましょう!!
keishiro