屋根裏部屋からこんな家具が出てきました。
一つは水屋(台所のこと)に置いて食器などを入れた『水屋箪笥』。
まだ、冷蔵庫が無かった当時は食べ物なども入れていたので、
風通しやハエ除けのために、一部に網を張ったりしたものが多くあります。
飾り格子が破損してますので、
ちょっとひと工夫して直します。
それと、もう一つは家業で使われていた『帳場箪笥』。
ご商売をされていたこの家の帳場に置かれたものだと思われます。
帳簿や金品などの大切なものをしまった箪笥で、
鍵が掛けられるようになっていたり、
沢山の引き出しに分けられているのが特徴です。
そして、中を見てみると、
背板の隙間を塞ぐように貼ってあったものは・・・、
大黒様と、
恵比寿様。
帳場箪笥だけに『五穀豊穣』、『商売繁盛』!!
かつては、家の至る所に、身近に神様がいたのですね。
これらの家具をリノベーションして再利用することにしました。
さて、どんな家具に生まれ変わるのでしょうか・・・!?
見学会でお目にかけますので、お楽しみに!!
『御供所Ⅱ』の完成見学会へはこちらからお申込み下さい。