連日、本当に暑いですね!
今日も日中の気温は軽く35℃を超え、
車の温度計では道路上で40℃を計測していました。
今日、『犬山の家』の現場で、
放射温度計を使って現場のあちらこちらを計ってみました!
まず初めは屋根、銀鼠色の燻し瓦です。
なんと 61.1℃。
手を当てると火傷しそうな感じ。
次はこの瓦屋根の裏側。
通気層と断熱材を挟んだ裏側の天井面、3センチ厚の杉板です。
35.4℃ です。
気温とほぼ同じ温度まで暖められているのですが、
でも、60℃を越す屋根の熱は、
通気層と断熱材によってかなり遮断されていることが分かります。
それでは次に床。
こちらも3センチ厚の杉板です。
35.3℃ でした。
やはり天井面と同じく、気温同等まで上がっています。
さて、
そして土壁。
33.8℃ でした。
天井や床より1.5℃ほど低い温度を保っています。
たった 1.5℃ 低いだけ・・・?。
いえいえ、この猛暑の中でも1.5℃も温度が低いって、
それはすごいことだと思いませんか。
だって、
手のひらを当ててみると、
ほんのりではありますが、
でも、明らかにひんやりとした感じがします。
外気に解放された現場では建物内の温度は外気温と同じですが、
一歩中に入ると、ほんのりと冷感を感じます。
これはまさしく “土壁の蓄熱能力” のおかげ。
『冷熱輻射』効果です!
自然素材の良さを活かすことで、
家は快適になります。
もちろん、省エネも・・・!!
akihito