先月着工した「愛西の家」は明治30年に建てられたという本家の母屋の建て替え計画です。
約120年間この土地でSさんご家族が永らく住み継いだ屋敷ですから、全て解体撤去してしまうのではなく、出来る限り新しく建てる母屋に活用して行きましょう!
と住まい手Sさんと決めました。
設計の段階で解体する予定の母屋に上がらせて頂き、活用できそうな「大黒柱」「小黒柱」「床板」「欄間」「差鴨居」など、、
目星を付けて置き、それら活用する前提で設計を進めて参りました。
いよいよ解体!
さあ、どうかな!?
実際取り出してみると、使えないような材もあるので、この瞬間がとてもワクワク・ドキドキします。(笑)
目星をつけておいたモノの多くが活用できそうで一安心。
大黒柱は立派な9寸角のケヤキで、先端の梁が掛かっていた所に、「太」「良」「福」の文字が出てきました!!
当時の大工さんの粋な心遣いですね◎
さっそく鉋を当てて頂いて、当初の姿が復活しました。
綺麗に加工し直して頂き、ご先祖さまもお喜びなのではないでしょうか♪
keishiro