NIWA AKIHITO
Atelier

FEATURE

プランと実際の暮らし方

私たちはご家族が思い描く暮らしのイメージを元にプランを考えていきますが、
実際の暮らしはどのように展開しているのでしょうか。
そこで丹羽自らお宅を訪問。
その後の暮らしぶりを観察しながら、テーマごとにプランを解説してみます。

2024.12.27
第19回
暮らしの中にある“クラフトスペース”

今回の訪問先
津島の家

Galleryで見る

この家の住まい手Aさんのご家族は“ものづくり”大好き家族。

「木工・レザークラフト・お菓子づくり・魚釣りと熟成刺身仕込み・野菜づくりなどなど、日常の生活の中でも楽しめると嬉しいです!」 と話されます。

同じく “ものづくり大好き人間” の私としてはとても共感を覚えるところ。
よーしっ! では、ものづくりがいつでも楽しめる家にしちゃいましょう!!
ということで2019年の暮れに『津島の家』は完成いたしました。

さてその後、どんな感じで暮らしていらっしゃるのかを見に、ちょっとお邪魔してみました。

リビングのすぐ隣にクラフトスペースをつくりました。

趣味でレザークラフトや釣り竿づくり、木工などを愉しまれている住まい手Aさん。
家づくりのご相談のときに
「いざものづくりを始めると、ちょっとした隙間の時間でも手を動かしていたいんですよね!」
という声にお応えして、リビングの脇にクラフトスペースを設けるプランを提案しました。
部屋の広さはタタミ四畳分。そこに長さ4mのホワイトオークの作業台を造り付けました。
ここでは親子並んでものづくりを愉しんだり、兄弟で宿題をしたり、家庭事務をやったりと、使い方は自由!!

そして、作業台の振り返りにはクラフト関係の本や小物のための棚を造り付けました。
また、奥のウォークインクローゼットの一角にも道具や材料のストックのための収納スペースを確保しています。
また、埃が出る作業もし易いように、南側のデッキへすぐに出られるようにしました。

さて、
久しぶりにお邪魔してみると・・・、
各種道具が色々揃えられています。それに、皮や糸などの材料ストックも充実。
それらは種分けしてボックスごとにキチっと整理されていました。

その後、作品の数も少し増えているご様子!

レザークラフトが親子のコミニュケーションツールにもなっているようで、
親子で共通の趣味が持てるなんて羨ましい! です。

一覧に戻る